高気密高断熱住宅のシロアリ対策
近年、気密性能に関心が集まってきました。気密性能が高い建物の中で薬剤を散布すると揮発して薬剤が外に抜けずに室内に入ってきて、住まわれている方の健康を害してしまう可能性があります。気密性能が求められている今だからこそ、その時にあった材料を使うことが大切です。
高気密高断熱住宅はシロアリの心配が要らない⁈
残念ながら、答えはNO😢
シロアリは乾燥や光が嫌い。そして暗くて湿度のある暖かい場所を好むため、基礎断熱の暖かい床下などはシロアリにとって一年を通じて住みやすい環境なのです。
また、昔の家と違って今は柱や梁が見えない家が多いので、シロアリ被害にあっていたとしても気が付かないうちに、見えない場所で被害が進んでしまいがちです。
では一体どうしたらいいのでしょうか?
シロアリ被害を防ぐ方法として、一度の処理で半永久的に効果が持続するホウ酸処理は有効です!ホウ酸は揮発することがないためずっと効果が持続し、完成してからでは再処理が難しい壁の中、基礎の中を守ることが出来ます。
また揮発しないから空気を汚すこともありません。
一般的な薬剤の場合、その効果は約5年。
それは揮発してしまうからです。衣類の上に置く防虫剤の中身が、いつの間にか消えてなくなっているのと同じ現象かもしれません。
そこでひとつ心配なのが、揮発した薬剤が換気によって室内全体に影響してしまうこと。
もしも住む人の健康を害してしまったら、本末転倒ですよね。
ホウ酸は、目薬にも使われているように、人をはじめとした哺乳動物には害が少なく安全な材料。新築だけでなく、住みながらでも安全安心にシロアリ対策できるのがホウ酸処理の特徴です。家を長持ちさせるためにも、見えない部分の駆除と予防をおすすめします。