震災から学ぶ家づくり
明日3月11日で、東日本大震災から12年になります。
時間と共に風化させないよう、未曽有の災害から学び、未来につないでいく必要があります。
| 2011年 東日本大震災
この地震では、大津波による甚大な被害とならび、液状化現象も各地で発生しました。
地震の揺れには耐えた家でも、その後の液状化により大きく傾く被害が多発!
23,000軒を超える住宅が被害を受けています。液状化の怖いところは耐震性の高い新築住宅でも、その下の地盤が軟弱であると家が傾いたり、沈んだりしてしまうこと。
液状化は地下水位が高く緩い砂地盤(海岸や川の近く、および埋め立て地など)で発生します。
緩い砂の間に水がある状態から、地震の揺れで砂の粒子が下層で密になり、上層では液状化することで、建物を支えられず家が傾き始めることがあるのです。地表では噴砂の現象も起きます。
ー液状化の軽減ー
地盤改良HySPEED350工法は天然砕石を締め固めて砕石杭にするため、砕石の間隙が水を通し、水圧を逃がす効果があります。そのため液状化が発生した場所でも何本もつくられた砕石杭により、建物被害の軽減ができます。
https://www.ground-works.biz/works/improvement
| 2016年 熊本地震
2016年に起きた熊本地震では震度7の揺れが2回発生。
1回目の前震では耐えたものの2回目の本震で倒壊した建物が多く、本震で町が一気に変わったと言われる程だったそうです。
この地震で衝撃を受けたのは、現行の義務基準(建築基準法)である「2000年基準」の1.25倍の耐震性を持つ、絶対に倒壊しないと思われていた「耐震基準2」の住宅が倒壊したという事実です。建築基準法そのものは、「住宅の安全を守るための最低限の基準」。
仮に命が助かったとしても、建物が損害を受けない・損傷しないという事は書かれていません。
ちなみに最高等級である耐震等級3については「倒壊ゼロ」でした。
住まいそのものの耐震性を保つという意味でも、シロアリへの対策は非常に重要なものです。シロアリは継ぎ手(切断部分)から木材内部へ侵入し、その周囲から集中的に加害します。
シロアリ被害に遭った建物は耐震金具など全く効果がなくなってしまいますので、常日頃からシロアリ被害に気を付けることが肝心です。
ーシロアリ調査で定期的に診断ー
耐震性能を維持するためには、シロアリや腐朽によって土台や柱・梁など構造材が被害を受けないように、耐震性を低下させないことが重要です。
大切な住まいを被害から守るために定期的なシロアリ検査を行い、その被害をできるだけ早く発見!シロアリを退治することをおすすめします。
ホウ酸のシロアリ処理はhttps://www.ground-works.biz/works/housan