分離発注での採用・ご感想をインタビュー

住宅や店舗、施設などの設計を手掛けられている島田市の(株)トランスタイルアーキテクツ様。

大きな窓を通して庭が眺められる。手触りが気持ちよい家具や木の質感を生かした豊かな空間を設計される設計事務所さんです。

 

 

分離発注でグラスウール工事・ホウ酸処理・気密測定のご依頼をいただきました。

 

Q・今回、分離発注にした理由は何ですか?

A・一番の理由は様々な資材が値上がりして予算オーバーしてしまったことです。

 

Q・分離発注のメリットは何でしょうか?

A・お施主様にとってのメリットは予算内に抑えることができたこと

設計者のメリットは設計の細かな意図が現場に直接伝えられることです。

Q・ではデメリットは?

A・段取り(準備や手配)が大変です・・・

 

Q・断熱工事を分離発注された理由は何でしょうか?

A・お施主様から「気密測定をやってほしい」とご要望がありました。

大工さんだけに責任を背負わせられないと考えて、気密性を確保しながら断熱工事を行えるグラウンド・ワークスに依頼しました。

 

Q・先日の気密測定では C=0.5 が確認できました。各職人さんの丁寧な仕事の現れだと思います。特に大工さんのお仕事は丁寧できめ細やかでした。

A・気密の目標値もクリアできて安心しました。

断熱もしっかり効いていると感じます。

断熱性を高めたことで、こどもみらい住宅支援事業の補助金が得られるメリットもありました。床暖房などの設備に頼らなくても暖かい家になりそうです。

 

 

設計事務所さんによる細やかな指揮・取りまとめと各業者さんの丁寧なお仕事が融合した良い現場でした。分離発注のメリットが発揮された取り組みだったと思います。

ご採用、ありがとうございました。

http://www.transtyle-architects.jp/

 

※分離発注とは、施主が、ゼネコンや工務店を介さずに、専門工事業者と直接契約するシステムのことである。施主は、多くの業者と直接契約することになるため、工事内容や価格の他社比較を行うことができる。また、工事の進捗管理にも直接関わることで、契約の納得性が高まる。半面、窓口が増えることにより煩雑さを伴う上、建設業者1社に責任の所在を求めることが出来なくなる。(ウィキペディアより引用)