地盤事例・メタンガス発生!!
先日地盤改良を施工させて頂いた現場で、
砕石パイルを打設中、すでに打ち終わったパイルから
気体が上がりブクブクと気泡が出てきました!
この気体・・・可燃性のメタンガスではないかと推測されます。
有機物が腐敗・発酵して、腐植土に蓄積されていたメタンガスの可能性があります。
―こうした土壌であるときに注意したいことー
それは、セメントパイル工法ではセメントが硬化しづらいという事です。
理由は、土の酸性が強いため。
セメントはアルカリ性なので、中和されてしまい固化が進まないのです。
メタンガスの主な自然発生場所は水分の多い湿地帯や谷地です。
もともと田んぼだったような土地や沼地、湿地では中和反応に左右されない砕石
パイルでの地盤改良が有効となります。砕石パイルは軟弱な地盤の中でもしっかり
と側壁圧密します。またパイル(杭)形成時の転圧作業で水平方向にも圧密がかかる
ため、軟弱な地盤の中でも摩擦抵抗の高い丈夫な柱(砕石杭)を支えます。
(ただし、あまりにも腐植土が厚い層であると砕石も設計できない場合もあります)
地盤についての心配事や、分からないことはお気軽にご相談ください。