魔法瓶のような断熱

寒さの厳しい2月。

そんな寒い冬に欠かせないのが、魔法瓶のマイボトル。

また最近では、お弁当のスープジャーも大人気ですね。

寒いときの温かい飲み物は、体をほっとさせてくれます。

 

そもそも魔法瓶とは、保温と保冷の機能に特化した容器のこと。容器内の熱が逃げ

ないように作られており、熱を中に閉じ込めることで温度を最適に保っています。

 

 

“魔法瓶”の名前の由来・成り立ちを調べてみると・・・

1881年、ドイツのヴァインホルトの真空容器による放熱遮断実験で、断熱効果が

認められた。その後イギリスのデュワーが今日の魔法瓶と同じ基本原理の実験器具を製作。

1904年にはドイツで家庭用の保温保冷器具「テルモス」(サーモス)が販売されました。

1907年ドイツから日本へと輸入され、1912年には八木亭二郎が国内での製造・供給

を開始。温度が保たれるのが魔法のようであることから「魔法瓶」と名付けられたそうです。

 

 

まさに家に例えると、外気からの熱を遮断し、室温を常に最適な温度に保つ“断熱・

気密”の働きですね。家の場合、中に入っているのは室内の“空気”。

 

断熱材の吹込み

 

気密測定

 

壁の外と室内の間を断熱材で遮断し、壁と壁、壁と屋根、壁と床などに生じる隙間を

限りなく無くし、高気密にすることで、冷暖房で快適な温度に調節した室内の空気を

外に逃がさない。または、夏は暑く、冬は寒い外気がはいってこないようにします。

一年中快適な室温をキープし、電気代も節約できる。

断熱ブローイング工法は、家に“魔法をかけている”作業なのかもしれません。