2019年新規事業が始動!

2019年も年明けからはやいもので半月が経ちました。

年末のブログで発表しましたが、グラウンド・ワークスの新規事業が始動

しております。

 

このパネルには、名前はないが建築業界の明るい未来があります。

 

 

グラウンド・ワークスは、地盤工事から始まった会社です。

その後、時代を見据えて住宅性能の高度化や健康志向の高まりを予見し、断熱材に

セルロースファイバーを用いた「デコスドライ工法」や、ホウ酸のシロアリ処理「ボロンde

ガード工法」の提供を開始。さらには、地元工務店での新築を希望する顧客に特化して

土地探しを行う「不動産ショップ」を磐田市に立ち上げるとともに、集客や見学会支援を

通して作り手と住まい手のマッチングを行う住宅無料相談所「(社)静岡県住まいのホンネ

研究所」もオープンしました。

 

※ウッドステーション(株) 代表取締役 塩地氏

 

このように、当社では創業から12年間に渡り、地元工務店・設計事務所の皆様がよりよい

家づくりを実現するための様々な支援事業に取り組んできました。

しかし実際のところ、工務店サポートして納得のいく結果、性能を得られなかった面もあり、

歯がゆい思いもしました。真の工務店サポートとは何か?そんな時、木造軸組工法の受託

製造会社である「ウッドステーション」の塩地社長から、「人に生きるんじゃない!業界に

生きろ」という叱咤激励のお言葉をいただいたのです。私はその言葉を聞いて、「建築業界

をさらなる飛躍へといざない、成長産業にすべく貢献したい」という意欲を抱くと同時に、

今まで以上に建築業界を舞台裏からサポートするという「黒衣」の究極としての美学が芽生

ました。

 

そしてこの度、この熱い思いを受け止めていただけた「三菱商事建材様」と契約を締結。

「ウッドステーション」の販売代理店として、木造大型パネルの受託製造・加工事業を担う

新規事業を立ち上げました。

 

 

業界最大の課題「大工職人不足」を解消したい!

 

私達が新規事業を立ち上げた理由のひとつに、「業界最大の課題である大工職人不足を

解消し、若い大工職人を増やす」という目的があります。

シロアリ、断熱工事等でそれぞれの現場に入ると、決まって大工さんと顔を合わせます。

私の知っている大工さんたちは誰もが自身の仕事に誇りを持ち、常にお施主様のことを

思いやりながら“ものづくり”に真摯に取り組んでいます。

 

 

しかし現実的には、人々に惜しまれつつも大工の廃業を余儀なくされる例も少なく

ありません。私自身も多くの建築現場で、棟梁から「この仕事を最後に引退します」

と直接聞いた経験があります。私はその時、「寂しいことですね。もっとできるはず

なのに…」という言葉が喉まで出かかったものの、(住宅性能の高度化とともに建材が

高重量化し、高齢な大工さんにとってはいっそう負担となったのかもしれない)と思う

と何も返す言葉が見つかりませんでした。

 

今年はこのように残念な思いをすることのないように、当社が「木造大型パネル」の

受託製造・加工事業を担い、現場での重量物の運搬や高所での加工を軽減します。

そして、大工職人の皆様が末永く職歴を全うできる環境を整えるとともに、若い世代

の大工職人の増員につながていきたいと考えています。

 

次回は大型木造パネルはプレカットの再来⁉

いいえ、建築業界の働き方改革です。

 

お楽しみに!