建てた家の性能を可視化する「住宅MRI」
さて、今回は前回に引き続き、住宅MRIについてのお話です。
「新築は高性能住宅が当たり前」と言われる時代ですが、建てた家が実際に
カタログで掲載されている通りの性能を保持しているかは定かではありません。
家は車と違って、簡単に買い替え(建て替え)ができません。だからこそ間違い
のない選択をしたいものですよね。
そこで当社が始めた新サービスが『住宅MRI』です。このサービスでは、建物
の見えない部分を可視化することを目的としています。
今回はその診断方法の1つである「温熱環境の見える化」についてご説明します。
『住宅MRI』では、サーモカメラを使って目に見えない熱がどこから逃げている
か(または侵入しているか)をすぐに把握できます。エアコンをつけてもなかなか
効かない場合は、サーモカメラによってエアコンの暖気や冷気が漏れている場所
を特定し、対策を施すことで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。
また、天井内、壁内、床下の水漏れ箇所など、カビが発生しそうな場所を見つけ
ることもできます。そのため、中古住宅の改修や温熱リフォームといった新築以
外の工事にも利用できます。
「断熱は施工が要(かなめ)」と言われるほど、断熱性能は施工次第で大きく変わっ
てきます。当社では、新聞古紙を再生利用した「断熱材セルロースファイバー」の
吹き込み工法が隙間無く施工できる点や断熱材そのものが持つ性能面で最も適して
いると判断し、採用しています。
その施工においては専門的な知識と高度な施工技術の確保が必要不可欠なため、当
社が施工まで一貫して請け負い、責任を持って確実なサービスをご提供します。