大型パネルは現場を止めない
九州豪雨が甚大な被害をもたらしています。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます
また、梅雨の終盤の大雨は、東海地方でも河川の氾濫や土砂災害の危険性が高まるので、
私たちも警戒が必要です。
梅雨入りから続く雨の影響は、私たちの現場にも出始めています。
ここのところ、現場監督さんから雨がやまないのでサッシが付けられない、透湿防水シートが
貼れない、ブルーシート養生をめくれない・・・「雨の影響でスケジュールが組めない」との
報告を受けることが多くなりました。
通常の住宅建築は基礎工事を行い、上棟(建て方)、屋根工事、外壁下地工事、外装工事と
進んでいきます。屋根、外装工事が済んでいれば、室内の工事を進めることも可能ですが、
木の家は雨に濡れることを良しとしないので、天気をみながら予定を組まなければなりません。
その点、大型パネルは天候の不安もバッチリ解消します。
上棟の当日に壁・屋根・窓・そして防水工事まで一体化して仕上げることができるのです
そして、次の日から雨に濡れずに工事を進められます。
5月に上棟した袋井市月見洋の現場では、上棟の次の日は雨が降りましたが予定通り
シロアリ処理を始め、その次の週から断熱工事に着手しました。現在は、大工さんの造作
工事が進んでいます。
現在の建築状況です。
そして梅雨が明けると、過酷な暑さとの戦いが予想されます。
プロの大工さんといえど、猛暑の中での作業は大変!
家は人の手で造るものなので、納期を守るために必死に作業を行わなければなりません。
雨続きですが予定通り工事は進んでいます。
グラウンド・ワークスが常々お伝えしているように、大型パネルは在来工法を
守るための「手段」です。
1棟あたりの生産性を挙げ、現場監督や大工職人の負担を軽減でき、なおかつ快適な
環境下で作業を行うことができます。
「手段」は時代とともに変わっても、いい家を提供することに何ら変わりはないのです。