イタリアの世界遺産 ピサの斜塔
もうじきクリスマス、そして、その先には平成最後の年末年始。
「お正月休みには海外旅行へ!」…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今日は、イタリアの世界遺産ピサの斜塔についてのお話しです。
ピサの斜塔とは、イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼のことで、世界遺産
に認定されている「ピサのドゥモ広場」を構成する観光スポットです。
55.86mの高さを誇る斜塔は階段が296段もあり、14世紀半ばに完成した時には既に
頂上が垂直線から約1.4mも離れていたといわれています。
その後、傾斜が危険な水準に達したために、1990年から12年近くに渡って一般の
出入りが禁止されていました。
そんなわけで、ピサの斜塔は地盤業界で誰もが周知の「不同沈下」の建物なのです。
しかし最近のニュースで、沈下が進行していたピサの斜塔がわずかに真っ直ぐに戻った
と報じられました。
2001年に矯正工事が完了後、頂上部が垂直線に4㎝近づいたとの調査結果を専門家チーム
が明かしたのです。
イタリアに旅行へ行く際には、ピサの斜塔の傾き具合をぜひ実際にご覧になってみてください。
また、マイホームがピサの斜塔のような観光名所にならないためにも、盤石な地盤と基礎を
選定することが大切です!
それに、地盤事故はなんと火災事故の2倍も⁉起こっているのです。
家を建てる際には地盤調査を必ず行いますが、それでも地盤事故は起こり得ます。
住宅会社さん任せにせず、地盤の事を少しでも知っておくと安心ですよ。