「高“断”熱」・「高気“密”」で「断密」の家づくり
環境省では高断熱・省エネ住宅への買い替えや省エネリフォームを呼びかける「COOL
CHOICE エコ住宅キャンペーン」を行っています。
このキャンペーンでは、省エネ住宅の特徴である「高“断”熱」「高気“密”」にちなみ、
タレントの壇蜜さんを「省エネ住宅推進大使」に任命しました。
任命式で壇蜜さんが
「自分の芸名でこのような役をいただけて光栄です。しっかりと“断”と“密”
をくっ付けて覚えていただきたいです。」と話しているように、住まいは
「断熱」と「気密」で住宅性能が決まります。
「暑さ、寒さのストレスから解放されて、いつも快適に過ごしたい」という、
理想の住まいを実現するのが高気密・高断熱住宅です。
断熱と気密の施工をすることで、冷暖房に頼りすぎなくても年間を通して快適
な室温を保ちやすくなります。
言い換えれば、普通に暮らしているだけで省エネルギーになり、冷暖房費を節
約できるということになります。
さらには、温暖化の原因となるCO2排出量も削減。
冬場に家の中の温度差が小さくなることで結露しにくくなり、住宅そのものも
長持ちします。
以前、当社が採用している断熱材「セルロースファイバー」を吹き込む「デコス
ドライ工法」についてのご説明の中でご紹介したように、
断熱とは、住宅内で暖めた(冷やした)熱を外に逃がさないために熱の伝わりづらい
素材を壁や床、屋根の下に用いることです。
断熱材の熱の伝わり方(熱伝導)次第で、暖かい(涼しい)住宅かどうかをある程度
判別できます。
一方、気密とは、住宅の隙間をできる限り減らして、外気の影響(夏暑く、冬寒い)を
受けづらくすることです。
住宅の隙間が多いと、夏は暑い空気がどんどん隙間から侵入して住宅内が暑くなります。
しかし、「気密」というのは日常生活ではあまり聞きなれない言葉ですよね。
そこで次回は気密について詳しくご説明します。