耐震性とシロアリ被害
地震による建物被害とシロアリ被害は関係があるのでしょうか⁈
今年7月、当社シロアリ担当者が能登半島地震被災地を見てきました。
漏水がもたらす問題
大きな鉄骨造住宅の2階部分にシロアリ被害。
通常、シロアリの被害といえば床下から基礎に近い木部ですが、漏水がある場合は2階部分でもシロアリが上がってきます。
漏水や浸水による湿気はやはり油断できません。
シロアリは湿気を好むため、シロアリ被害を防ぐためには木部を乾燥させた状態であることが重要です。シロアリは木を餌にしますから、漏水をそのまま放っておくとシロアリを誘発するきっかけになってしまいます。
他にもシロアリ被害を受けて木部の強度が非常に低くなり、地震による建物の被害を悪化させたと思われる建物がいくつもありました。
対策としてできること
- 漏水や湿気の管理(雨漏りなど)を含む、建物の定期点検とメンテナンス
- 在来浴室など、シロアリ被害が起きやすい場所への適切な防蟻対策
- 地震や余震での建物倒壊リスク軽減のためシロアリ被害をなくす
防蟻対策は立派な劣化対策の一つで、それは地震対策にもなります
シロアリ対策のプロとして、早期発見と対策などお手伝いする事は沢山あると感じました